アメリカで運転免許を取得する

アメリカで運転免許を取得するにあたって、路上試験について主に記録に残したいと思います。

私は日本で10年前ほどにすでに免許を取得していますが、日本での運転経験は2,3回でほぼペーパードライバーです。

今回、路上試験を受けるにあたっては、RMVではなく、近くのdriving schoolにて受験しました。driving schoolを利用すると、試験当日に車や同乗者を準備する必要がなくて色々楽ですが、費用は$130かかりました。それとは別に、州にも路上試験とライセンス費用として$65を支払いました。

Zipcarを借りて、同じdriving schoolで免許を取得した夫に同乗してもらい、事前に1時間×5回の練習して、まあ大丈夫だろうと思っていたら、見事に落ちました。。しかも主な理由がスピードが遅いと。。納得できない。。どうも試験官によって合否は相当左右されるようで、私の担当は、夫を1回目に落とした人とおそらく同じ人ということで、運が悪かったかもしれません。

スタッフの人には、試験前日に、driving schoolが提供してる運転練習を受けるべきだと言われました。1時間で$70しますし、今回は予約が一杯で受けれなかったのですが、次回は受けようと思います。

また、試験の予約は一杯で、早くても大体3ヶ月以降になってしまうので、仮免の期限を確認して早めに受験することをオススメします。

以下、試験についてまとめていきますが、州によっても、driving schoolによっても、試験内容は大きく異なる可能性があるので、英語検索で自分が試験を受ける場所と同じ場所で受けた人のブログなどを事前に確認することをオススメします。

試験内容とそのポイント

試験待ち

当日は10分前までにlearner’s permit とapplication formを持って試験会場へ。スタッフに名前を伝えてlearner’s permitを見せると、application formにサインしてくれます。そうしたら、列に並んで順番を待ちます。試験車両は2台あって、それぞれ7分くらいで戻ってくる感じでした。なので、何人並んでいるかで大体の待ち時間がわかります。

待っている時のポイントは、 試験は試験官によって左右されるので、前の人達の合否率を見て、落とされまくっている車両があるようなら、自分の番になってその車両にあたりそうになったら後ろの人に譲るとよいです。

今回、私が乗った車両は私が待っている間はそんなに不合格を出していなかったのですが、試験中も態度はよくなく、試験が終わった後も何1つフィードバックをくれず、夫を初回で落とした人と同一人物の可能性があることも踏まえると、人種によって態度が変わる人なのかもしれません。

1.準備

車にのったら、learner’s permitとapplication formを試験官に渡して、座席とバックミラーとサイドミラーの確認。シートベルトをして準備完了です。

2.ハンドシグナル

次に、ハンドシグナルを確認します。窓を開けて、腕を外にだし、まっすぐで左、曲げて右、下におろしてストップ&スローです。

3.発進

いよいよ発進です。サイドブレーキをおろし、パーキングからドライブに切り替えて、左ウィンカーをだして、サイドミラーと目視で後ろから車がこないことを確認してから、車をだします。

4.右折

私が受験したdriving schoolでは右折しかしません。右のウィンカーをだして右のサイドミラーを確認しながら車を少し右によせ、stopサインの前もしくはT字路の前で3秒停止したら、歩行者と左から車がこないことを確認しながら徐行で進んでもう一度止まり(2回止まらないといけないと、試験前にスタッフの人に言われました)、右のサイドミラーと目視で巻き込み確認をして、問題がなければ右折します。

試験に落ちると、試験後にチェックシートを渡されますが、今回右折時に大回りになっているところにチェックがついていました。夫にも注意されていた点なので、気をつけてはいたのですが。ちなみにこの際、左のレーンに入るとかなり減点なようです。

また、夫の時は、走行中に試験官にボソボソ何か言われたので、止まったところ、車道で止まるなといって試験を落とされたそうです。私も今回ボソボソ言われて徐行したところ、スピードだせと言われました。

5.縦列駐車

何度か右折を繰り返した後、縦列駐車をします。

1.右のウィンカーをだして、縦列駐車をする車の脇につけます。

2.また右のウィンカーをだして、ドライブからリバースに切り替えて、後部座席の小さな三角窓から隣の車の最後部が見えなくなるまで、後ろを確認しながらバックして止まります。

3.ハンドルを右に全てきって、その位置から左斜45度の位置を確認して、その位置が正面に来るまで、後ろを確認しながらバックします。

4.ハンドルは1回転半もどして正対させ、右のサイドミラーで車の後部が縁石にほんのすこしかぶるくらい、もしくは、助手席の窓の斜めのラインが隣の車の左後ろのランプを少しすぎるくらいまで、後ろを確認しながらバックします。

5.ハンドルを左に全て切って、車が正対するまで、後ろを確認しながらバックします。

夫の時は、縦列駐車後に、少しの距離バックさせられたそうですが、私の時はありませんでした。バックする時は、後ろをむいたままではないといけないそうです。

6.3ポイントターン

何度か右折を繰り返した後、3ポイントターンをします。

1.右のウィンカーを出して、車を路肩に寄せて止めます。

2.左のウィンカーを出して、ハンドルを左に全てきり、左のサイドミラーと目視で後方確認後、反対の路肩ぎりぎり、もしくは車が真横になるまで真っすぐ進んで止まります。

3.右のウィンカーをだして、ハンドルを右に全て切り、ドライブからリバースに切り替えて、右のサイドミラーと目視で後方確認後、車の後部が路肩にぶつからないことに注意しながら、また、車が左に切れるくらいのスペースができるくらいまで、後方を確認しながらバックして止まります。

4.左のウィンカーをだして、リバースからドライブに切り替えて、ハンドルを左に切りながら、右のレーンにスムーズに入って進みます。

7.路肩寄せ

最後は、発射した地点に戻ってきて、路肩寄せをしておしまいです。停車する時は、車の出入り口になる場所には止めてはいけません。路肩寄せをする際は、右ウィンカーをだして、スピードを落としながら車の前方部の真ん中に縁石がかぶるくらいまで寄せたら、ハンドルを左に切りながら車を正対させます。

以上で試験終了です。

今回の試験官はとても無愛想で、何もコメントせず、車を降りろと言われ、降りたら以下のシートを渡されて、スタッフに話を聞けと言われて終了でした。納得がいかなかったので、スタッフの人に後で試験官に話を聞いてもらいましたが、スピードが遅いの一言だったそうです。なんとも不快な思いをしました。値段も高いし。

評価シート

次回、合格したらまた記事を更新する予定です。

追記 – レッスン

1時間のレッスンを受けてきました。いくつか指摘されたポイントを記録に残したいと思います。

  • 坂道駐車で縁石がある場合とない場合、タイヤをどの方向にきって止めるかを覚えておく。上り坂で縁石がある場合だけ、タイヤを左にきる。それ以外は全てタイヤは右にきる。
  • バックする時は、ギアチェンジ後、ミラーと目視で全方向確認し、助手席に手を置きながら後ろを見た状態で下がる。
  • ストップサインとT字路で止まる時は、1回止まったあとに、車体を進めてもう1回止まる。1回目に止まる時は、かなり徐行した状態で入ること。ある程度距離がある状態でアクセルを離し、徐々にブレーキを入れていく感じ。
  • 右折する時に、鋭角のところだと後ろの車輪が乗り上げてしまう可能性があるので、車体を進めてから鋭角に曲がること。
  • 縦列駐車は、以前書いたような3ステップではなくて、以下のようにやると早い。

1.止めたい場所の前の車に横付けする。
2.ハンドルを右に全部切って、車体が45度になるまでバックする。
3.ハンドルを左に全部切って、バックして完了。

*その後個人で練習しましたが、うまくいかなかったので、私は前述したやり方で二度目の試験に臨みました。

とにかく、縁石にぶつけると一発アウトなので、気をつける。

  • パーキングでは、サイドミラーではなく、前に駐車している車を見ながら位置を調整するといい。

あと、時間が余ったからか、左折も練習しました。左折は、道路の中央まで車を進めて、スムーズに左に曲がるのがポイント。

なぜかはわかりませんが、試験当日は早く来るといいとアドバイスされたので、12時予約ですが、10時くらいには行ってしまおうかと思っています。

追記 – 二度目の試験

ついに再試験です。12時予約でしたが、10時半に行きました。2人しか待っていなくて、待ち時間なくすぐに試験を受けることができました。

車は2台用意されていましたが、試験官は共に前回私を落とした人ととても特徴が似ていて迷いましたが、順番通りの車で試験を受けました。

試験内容は初回と全く同じでしたが、試験官の人の機嫌がとてもよく、無事に合格しました!

learner’s permitにサインをもらって、RMVのサイトから35ドルを支払って後は免許証が届くのを待つだけです。

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まり
アメリカで2人の男の子を出産後、本帰国した30代。帰国後は4匹のコリーと子育て中。アメリカ・日本での妊娠・出産にまつわる情報を発信中。 好きなものは、犬・ミステリー小説・タイムトラベルもの。