退院してから生後1ヶ月までは、新生活への適応や、病院に行くなど、いろんなことがありました。その③では、アメリカで無痛分娩で出産して、退院してから1ヶ月間のスケジュール、生活スタイル、必須アイテムをまとめました。前回の記事ではスケジュールについてまとめましたが、今回は生活スタイル、必須アイテムについてまとめました。
Contents
生活スタイル
当初の予定では、自宅はリビングルームとベッドルームに分かれているので、日中はリビングルームのソファで赤ちゃんのお世話をして、夜はベッドルームの赤ちゃん用クリブに寝かせることを考えていましたが、そもそも生後間もない赤ちゃんは昼夜のリズムがついていませんし、産後すぐはリビングルームとベッドルームを移動する体力・気力がなく、結局生後1ヶ月間はすべてリビングルームのソファで育児を完結する生活スタイルをとりました。
育児環境
こちらが育児環境ですが、

① 赤ちゃんを寝かせるところ(ペットシートの上に大きめの布を敷いて、そこで寝かせています)
② 授乳&私の休憩・睡眠場所
③ おむつ替え台と着替えた服を入れる洗濯袋をソファ脇に置いてあります。おむつ替え台は、ここでおむつ替えはせず、必要な赤ちゃん用品を置く場所にしてあります。*詳しくは後述します。
④ おむつ替えするところ(ペットシートを敷いています)
⑤ 授乳中に必要なものを置くところ *詳しくは後述します。
という運用にしていました。大きいソファをもっていたのが幸いでした。基本的に赤ちゃんはずっと①に寝かせて、授乳は②で⑤のものを使いながら行って、おむつ替えは赤ちゃんを④に移動して行ってました。
- ③ おむつ替え台
おむつ替え台は、おむつ替えではなく、荷物置き場として使っています。

具体的に置いてるものは、
・サイズNのおむつ(途中からサイズアウトしたのでサイズ1に変えました)
・おしり拭きシート
・替えたおむつを入れる臭わない袋
・保湿剤(おむつ替えや着替えの時に毎回つけています)
・サイズ50の肌着10枚くらい
・お出かけ用カバーオール・帽子・靴下2セットくらい
・ガーゼ10枚くらい(よだれや吐き戻しを拭く用)
・スワドル
・ペットシート(おむつ替えと寝るところ(おもらしや吐き戻しがあるので)に敷いています。)
・大きめの布(寝るところのペットシートの上に敷いています)
・爪切り
・体温計
・おしゃぶり
- ⑤ 授乳中に必要なもの

具体的に置いてるものは、
・アルコール(適宜手を消毒しています)
・保湿剤(授乳しながら保湿をしています)
・赤ちゃん用綿棒(授乳しながら時々耳をお掃除をしています)
・赤ちゃん用鼻くそ取り(授乳後に必要であればお掃除しています)
・授乳クッション
・乳頭保護器(乳首が硬い間のマストアイテムです)
・乳頭保護クリーム(授乳後、これで保湿してからラップしています)
・サランラップ
・ビタミンDのドロップ(私の住むエリアが日照時間が短いので、小児科で毎日1滴授乳時に与えるように言われました)
・ガーゼ(吐き戻しなどを拭く用)
・搾乳機(おっぱいがまだ張るようなら搾乳もしています)
・水(授乳中はとても喉が乾きます)
夫婦の役割分担
産後の夫婦での役割分担は、
- 産後1−2週目
私は基本的にずっとソファで赤ちゃんのお世話をして、夫には家事全般をお願いしてました。よくテレビや知人から、子育てで夫婦共に睡眠不足で喧嘩が絶えないといった話を聞いていたので、夫には夜間、ベッドルームで1人でゆっくり寝てもらって、その分日中に沢山働いてもらいました。ただ4日に1回くらいは交代して、私も夜数時間、夫にはボトルでミルクをあげてもらって、ベッドルームで1人で寝て体力を回復していました(といっても、おっぱいが張ってしまって長時間は眠れません…)。夫が育休で育児に専念できたのと、夫には夜ちゃんと寝てもらったことで睡眠不足にならずにすんだことが、産後1ヶ月、夫婦で大きな喧嘩をすることもなく、私もメンタルをやられることなく乗り越えられた要因かなと思います。
- 産後3週目
私も体が回復してきて動けるようになったので、徐々に家事は私がやるようにして、夫には(育休中ですが)徐々に仕事をしてもらっていました。産後の床上げではないですが、授乳と寝る時以外は、ソファでなく机に座ってブログを書いたりできるようになりました。
- 産後4週目
私もかなり動けるようになったので、家事と育児は私が担当して、夫は仕事(出産前とほぼ同じ生活)という役割分担になりました。
赤ちゃんの生活リズム
赤ちゃんの生活リズムは、生後1−2週間は授乳時以外はずっと寝ていました。3週目から、よく泣くようになって、こちらの記事にも書きましたが、急成長期だったのかもしれません。1ヶ月経った頃には、「授乳→ご機嫌→眠くなってきて泣く→寝る→お腹が空いて泣く→授乳」のサイクルができてきています。
生後1ヶ月の授乳の記録です。(ピンクが授乳、オレンジがミルクです。)
生後1ヶ月の排泄の記録です。(茶色がうんち、水色がおしっこです。)
私の心と体の変化
私の心と体の変化ですが、
産後5日目まではかなりハイになっていて、なんでもできるという気持ちだったのですが、6日目くらいから疲れがどっとでてきて、7日目くらいに一度大きな気分の落ち込みがありました。
ただ、夫が育休をとってかなりサポートしてくれたこともあって、1ヶ月経った時点で、産後うつの症状はなく、我が子を愛おしく思って育児する余裕も持てています。
産後すぐは体は本当にぼろぼろでした↓。無痛分娩でもこれなので、帝王切開や自然分娩の方は尚更回復まで時間がかかるかと思います。
上にも書きましたが、体は3週目くらいから回復してきて、1ヶ月経った頃には随分元通りになりました。産後すぐにでていたお腹も、1週間ほどで割と小さくなり、1ヶ月経った頃にはだいぶもとに戻りました。ただ、妊娠中にはなかった(と思っていた)妊娠線が、産後急に目立つようになり、こちらは少しずつ薄くなってきていますが、1ヶ月経ってもまだ残っています。私は後陣痛はなく、産後の抜け毛も1ヶ月経った時点ではありませんでした。悪露は2週間くらいでだいぶ治まりましたが、時々血が出ることもあり、1ヶ月経ってようやく完全に治まったような気がします。
おっぱいは産後4日目に突然岩のように固くなって張りだして、数日で治まりました。母乳の量は、搾乳して測ってみると、生後4日目は左右合わせて30 mlでしたが、生後11日目で50 ml、生後14日目で左右70 ml、生後23日目で120 mlと順調に増えていきました。5時間以上は張ってしまって放置できない感じで、4週目くらいにまた張りだして、4時間以上は放置できない感じになってきています。
必須アイテム
ここでは各シチュエーション別に必須のアイテムをざっと紹介します。我が家はここに紹介したもので1ヶ月間は乗り切れました。
産後の体ケア
産後は体中ボロボロですが、特におしもの傷がうずきました。その時使っていたのが、アメリカ人YouTuberが何人もオススメしていたこのスプレーで、1日4回まで、直接スプレーしてました。かなり効果がありました。
また、病院でも支給されたこちらのアイスパックも1週間くらい使っていました。生理用品の上にのせて、直接冷やすことで痛みが緩和されました。余った分は、おっぱいが張って痛い時にも使えたので便利です。
また、悪露がでていた間は、使い捨てのこちらのパンツが役に立ちました。数回洗濯すると破れてしまいましたが、全部破れて使い物にならなくなったくらいでちょうど悪露も治まりました。
あと産後2週間くらいまで、痛み止めのIbprofenを6時間おきに400 mg飲んでいました。こちらもかなり効果がありました。リンクはAmazonのものですが、私はCVSブランドのものを使っていました。
おしもが痛む間はうまく力めなかったので、こちらの便軟化剤も大活躍しました。1日1-3錠飲んでました。癖にならないのでおすすめです。
授乳・搾乳
産後1ヶ月くらいまでは乳首が硬く、授乳の度にとても痛くて辛かったのですが、乳頭保護器と乳頭保護クリームのおかげで乗り切ることができました。乳頭保護クリームは、Lansinohのものも有名ですが、ねっとりしていて授乳の度に拭き取ることになり使いにくく、オススメはこちらのMedelaのクリームです。どうも今はリニューアルされて、ねっとりタイプのものになってしまったようなのですが、リニューアル前のこちらはサラサラしていて伸びもよく、拭き取らずに授乳できるのでとても使いやすいです。
乳頭保護クリームは、塗った後にこちらのラップを真ん中から割いて左右につけて、次の授乳まで保湿していました。
こちらの授乳クッションも今ではなくてはならないアイテムです。アメリカで助産師さんに教えてもらったのですが、日本でポピュラーな授乳クッションに比べてかなりしっかりした作りになっていて、赤ちゃんをのせても安定感がありますし、背中にもパッドがあるので授乳中にまっすぐとした姿勢を保てます。大きくてかさばりそうではじめは買うのに躊躇したのですが、買って大正解です。
搾乳機は、授乳時間以外でおっぱいが張ってしまったり、授乳した後にまだおっぱいが張っていたりする場合に使える必須アイテムです。アメリカでは保険で無料でもらえます。Medelaが有名ですが、私はこちらの新興勢、Spectraを試してみました。今のところ快適に使えています。
母乳が足りない時や、お出かけしていて授乳できない時、また夜に夫に対応してもらう時などは、こちらのボトルでミルクをあげています。生後1ヶ月まではこのサイズで問題なく使えます。こちらは、日本で人気の母乳実感と同じボトルだそうで、息子も拒否することなくよく飲んでくれます。私は基本母乳育児なので、ボトルは2本もあれば十分足りています。
粉ミルクはこちらを使っていますが、アメリカの2大粉ミルクメーカー、SimilacとEnfamilではネットで登録すると試供品を送ってくれるので、しばらくはそれでどうにかなります。
こちらの常温保存可能なミルクも用意しておくと何かと便利です。退院後すぐで粉ミルクを作る気力もない時や、長時間外出するので粉ミルクを持ち歩けない時などに使えます。結構高いので、ここぞという時に使っています。また、上の粉ミルクの試供品と一緒にSimilac製品とEnfamil製品のクーポンももらえるので、そういったものを活用することをオススメします。
消毒殺菌系のアイテムも購入したのですが、アメリカでの指導では、普通に洗剤であらって自然乾燥させずに水分を拭き取ればよいとのことで、結局使っていません。
また、母乳パッドは私は漏れてくるほどは母乳がでていないので使っていませんし、同じ理由で母乳保存パックも使っていません。
おむつ替え
おむつは病院でも使っていたこちらのPampersのNewbornサイズを使っていました。途中からサイズアウトしてサイズ1に変えました。
アメリカでは赤ちゃん用品の試供品を沢山もらえますが、実はその中で最も使い心地が良かったのはこちらのHuggiesでした。ただ、値段が高いのと、近くのCVSで取り扱いがないので、結局Pampersを使っています。
おしり拭きシートは、はじめはPampersを使っていたのですが、ネットで調べたところ、値段も質も優れているとしてHuggiesがオススメされていたので試したところ、大正解でした!1枚1枚の厚みがしっかりしていて、水分量も多く、今ではこれ一択です。
おむつ替えは、ペットシートの上でやっています。2週間くらいまではRegularサイズで、それ以降はX-largeサイズを使っています。吐き戻しや、おむつ替え中のおしっこなど、全てキャッチしてくれる(ペットシートの下には全く漏れません)ので大助かりです。息子を寝かせているところにも一番下に敷いています。
使用後のおむつやおしり拭きシートは、日本からもってきたこちらの臭わない袋のMサイズに入れています。おむつは詰めれば7枚くらい入るので、溜まったらゴミ箱に捨てるという運用にしています。全く臭わないので便利です。
着替え
すぐサイズアウトしてしまいますし、汚れるので、お手頃なものなんでもよいかと思いますが、我が家ではサイズ50の前開きタイプの長肌着もしくはコンビ肌着を10枚くらいを着回しています。短肌着もあるのですが、すぐはだけてお腹がでてしまうのでほとんど使ってません。長肌着とコンビ肌着は、股下が留められるかどうかの違いですが、しょっちゅうおむつを替えるため、コンビ肌着でも股下を留めずに着せているので正直違いはありません。枚数は、多いほど洗濯の回数が減らせるので便利です。うちのマンションは洗濯機と乾燥機が共有で、地下までいかないといけないので、多めに用意しました。前開きタイプなので、多少サイズアウトしても使えるので、手間を減らしたい方は多めに準備してもよいかと思います。息子は家の中では、肌着とおむつで過ごしています。
保湿
おむつ替えや着替えの時にこまめに保湿をしているのですが、日本からもってきたこちらのキュレルのローションで息子は湿疹が消えました。
洗濯
洗剤は、赤ちゃん用のものを買うか迷ったのですが、助産師さんから大人用のsensitiveタイプを使ってみて、赤ちゃんの肌に合わないようなら赤ちゃん用のものを買ったらどうかとアドバイスいただいて、結局問題ないのでそうしています。こちらのallの洗剤を使っていますが、とにかく安いのと、あと大人の服もまとめて洗えるので、大人用・赤ちゃん用とに分ける必要もなく便利です。
沐浴
沐浴では、こちらのバスタブをキッチンのシンクにのせて使っています。ネットを外せば大きくなっても使えるので便利です。
体はこちらを使って洗っています。泡ででてくるのでとても使いやすいです。ただ助産師さんが言うには、値段と泡切れの良さ(泡がすぐ落ちる)を考えると石鹸がオススメとのことでしたが、泡立てるのが面倒でこちらを使っています。
湯温計は日本からもってきたこちらを使っています。触れば分かるしいらないとの意見もありますが、自分の肌感覚に自信がない人はこちらがあると安心できます。
あとは、お手頃なものでよいかと思いますが、バスタオル1枚、ガーゼ2枚(洗う用と赤ちゃんの安心のためにお腹に乗せる用)、保湿剤、綺麗なお湯を貯めることができる小さなプラスチック製の桶があれば大丈夫です。
寝かしつけ
生後1ヶ月は寝ている時間が長く、ソファの上にペットシートを敷いて(吐き戻しやおもらしからソファを守るため)、その上にこちらの布をしいて、その上に寝かせていました。
日中はそのまま寝かせていると、手足が動いて落ち着かないみたいで、だんだんぐずってくるので、そうしたら次の授乳の時間になるまでこちらの布でスワドルすると落ち着いて寝てくれました。はじめは上の布をスワドルにも使おうと思っていたのですが、生後2−3週間もするとサイズが足りず、こちらの布くらいの大きさがあってちょうどよいくらいです。
また、ぐずってなかなか寝れない時には、新生児用のこちらのおしゃぶりが活躍しました。おしゃぶりを使いすぎると歯の形が悪くなるとも聞いていて、最初は使わないでいたのですが、まだ歯が生えていませんし、助産師さんからは指しゃぶりの方が癖になって治りにくいから、指をしゃぶるくらいならおしゃぶりの方がよいとも聞いたので、使うことにしました。しゃぶると落ち着いて寝てくれるのでとても助かってます。
夜の寝かしつけは、こちらのスワドルが大活躍しました。ジッパーであげるだけなのでとても楽です。ただ体にとてもフィットするタイプなので、2ヶ月までと書いてはあるのですが、窮屈そうになったら使うのをやめました。日中使っているスワドルは、動くとどうしても解けてきてしまって、そうすると起きてしまうのですが、こちらだと解けることがなく、ずっと寝てくれました。
上のスワドルが小さくなってしまった後に活躍したのがこちらのスワドルです。こちらは足元にもう少しゆとりがありますし、腕をだして巻くこともできます。
お手入れ
爪切りは、こちらの電動式を使っています。赤ちゃんの爪はとても小さいので、こちらのタイプだと指を傷つける心配がなくとても使いやすいです。
赤ちゃんの鼻くそ取りにはこちらが大活躍しています。電動式の吸うタイプのものもありますが、それはもっと大きくなって鼻水がたくさんでてきてから。それまではこれでつつくと、気持ちいいくらいに取れます。
他には、よだれや吐き戻しを拭く用にガーゼを10−15枚ほど、あとは耳掃除用に赤ちゃん用の綿棒を使っています。体温計は大人用で今の所問題ありません。
お出かけ
生後しばらくは、出かけるといっても近所の小児科くらいだったので、こちらのBaby K’tanでお出かけしてました。Boba wrapも買ったのですが、外で着脱すると地面を引きずって汚れそうだったので、こちらのK’tanのみを愛用していました。私の身長が165cmで夫が170cm、共にSサイズを使えています。
体が回復して少し遠出できるようになってからは、K’tanだと肩が凝って疲れるので、UPPAbabyのcruzのストローラーを使っています。アメリカでは地面が綺麗に舗装されていなくてガタガタなところが多いので、ストローラーはある程度お金をかけて頑丈なものを買ったほうがいいと知人からアドバイスをもらい、選びました。ガタガタなレンガ道でも振動をかなり抑えてくれますし、小回りもちゃんと効いてとても気に入っています。カバンや荷物も入れれるので便利です。cruzであれば、日本の改札もギリギリ通れるそうで、帰国してからも使えるかなと思います(ただ大きいので、混んでる時間帯は避けないといけないかもしれませんが…)。
生後3ヶ月くらいまでは、UPPAbaby付属のチェアではなく、別売りのインファントカーシートを取り付けて使います。車移動の時もこのインファントカーシートを使います。他のメーカーのインファントカーシートもつけることができますが、その場合は専用のアダプターも別途購入しないといけません。
冬の寒い時期は、こちらでインファントカーシートをカバーすることで暖かさを保てます。
その他、お出かけ用カバーオール・帽子・靴下を2セットくらい用意しました。
また出先で授乳はできないけどおっぱいが張ってしまう時には、こちらの手動で搾乳できるものがあると便利です。
以上ですが、とりあえずこれらの品を用意しておいたことで、我が家は問題なく1ヶ月間を乗り切れました。今後必要に応じて、よだれかけや、もっとしっかりとした抱っこひも、授乳ケープ、電動鼻吸い器などなどを揃えていく予定です。
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