アメリカで無痛分娩で出産!その①:前駆陣痛から出産まで

2021/2/27にアメリカで無痛分娩で男の子を出産しました。これからいくつかの記事に分けて、出産やその後の様子について書き記していきたいと思います。

結論から言うと、とてもスムーズで、そして無痛分娩のおかげで途中から痛みもなく、とてもいいお産でした。

前駆陣痛 〜 病院到着

私の予定日は2/24でしたが、前駆陣痛のようなものは全くなく、予定日の検診では子宮口も1-1.5 cm程度しか開いていませんでした。1週間すぎても産まれてこないようなら、入院して促進剤で出産することになっていました。

産婦人科医の友人が、「満月の出産が多い」という話をしていたので、2月の満月を調べたら2/27とでてきたので、もしかしてと思っていたら、本当に2/27の出産となりました。

前駆陣痛から病院に行くまでの様子はこんな感じでした。

★2/26
夕方       胃液が逆流。気持ち悪くて寝込む。*これが陣痛の前兆だったのかどうかは今でもよく分かりませんが、妊娠期間中はじめての経験でした。

11:00 pm   生理痛のような軽い痛みを感じ始める。この時は周期的ではありませんでした。

★2/27
2:00 am    
事前にいれておいた陣痛きたかもというアプリで陣痛間隔を計測してみたら、生理痛のような痛みが7分間隔で来ていて、寝ることができなくなる。

2:30 – 4:00 am  5分間隔くらいで下痢のような痛みを感じて何度もトイレに行くが、何もでない状態が続く。よく前駆陣痛と本陣痛を間違えるという話を聞いていたので、これが本陣痛だと確信を持つまでに少し時間がかかりました。

4:00 am    病院に電話して状況を伝えると、来院するように言われる。このタイミングでそれぞれの両親にも状況を連絡しました。ちなみに担当の産婦人科医からは、5分間隔の陣痛が2時間きたら電話して、と事前に言われていました。

4:30 am    支度をしてUberを呼ぶ。

5:00 am    病院に到着する。

知人の話を聞いていたら、本陣痛が来てから、陣痛間隔が段々と短くなっていって、5分をきるようになるまで12時間くらいかかっているイメージでしたが、私の場合、陣痛間隔が最初からかなり短く、本陣痛が来てから入院用の服の洗濯を始めたものの、乾燥させる時間がなく、びしょ濡れの服を床に放り投げた状態で、病院に向かうこととなりました。ですので、食事・入浴・睡眠を取ることができませんでした。

結局家で陣痛に耐える時間はとても短いものとなりましたが、事前に購入しておいたバランスボールはとても使えました。私は身長が165.5 cmなので、65 cmのこちら↓の商品を買いました。

ちなみに、日本ではバランスボールと呼びますが、アメリカではbirthing ballと呼びます。バランスボールは、産後も子供をあやすのにも使えるので、購入をオススメします。陣痛が来てる間は、子宮がキュウっと締め付けられるような間隔で、人と話すことはできませんが、バランスボールに覆いかぶさるように乗っかっているだけでかなり楽になりました。また、夫に背中をさすってもらったのもとても効果的でした。

また事前に、陣痛が来てから退院するまで、どのタイミングでどちらが何をするかを時系列に細かくリスト化した表(例えば、病院に行く時にそれぞれ親に連絡をいれる、病院についたら夫が看護師にバースプランを渡すなどなど。)を作成しておいたのがとても役立ちました。陣痛がくるとお互いパニックになりますが、この表のおかげで抜け漏れなく対応できたと思います。バースプランに書ききれなかった、お産の時にこういう状況になったらこういう処置をお願いする、といったこともここに書いておきました。

待機室で待機 〜 無痛分娩開始

コロナ禍でしたが、私が出産した病院では1人だけ付添が許されていて、夫とはずっと一緒でした。ただし、病院(というより部屋)からの出入りは許されていなかったので、忘れ物をしても家に取りに戻れないですし、食べ物や飲み物を買いに外に出かけることもできませんでした。

5:00 – 6:30 am  病院に到着後、すぐ待機部屋↓のような場所に通され、お腹にバンドを巻いて陣痛の頻度と強度、胎児の心拍のモニタリングを行いました。この間に陣痛間隔は2-3分とどんどん短くなり、強度も増してかなりきつかったです。ですが、子宮口はまだ3 cmくらいしか開いていませんでした。

このタイミングで看護師にバースプランを渡し、そこに痛くないお産がいいと書いた効果もあってか、陣痛間隔がかなり短く強度も強いため、無痛分娩の前にまずは鎮痛剤で痛みをすぐに取り除こうという話になりました。しばらくすると、産婦人科医がチェックに来て、鎮痛剤の使用許可が降り、ようやく分娩室へ移動となりました。

ちなみにこの部屋で、病院から服が提供されるのですが、私は事前に準備したこちら↓の服に着替えました。病院の服ははだけやすく質もあまりよくないため、持参してよかったと思っています。

6:30 am    分娩室↓に移動してから、子宮口の開きはまだ3 cmくらいでしたが、陣痛の間隔がかなり短く強度も強かったため、鎮痛剤を投与後、すぐに無痛分娩を開始することになりました(無痛分娩は麻酔投与後、効果がでるまで30分ほどかかります)。一般的には、子宮口が4-5 cm開いてから始めます。

まずは、準備として、左腕に針を刺して、静脈注射による点滴(ただの水分のようです)を行いました。それから、鎮痛剤を投与したのですが、入れた途端、これまでの陣痛の痛みが嘘のように消えてなくなりました!

モニターには相変わらず陣痛が頻繁に来ていることがわかるのですが、全然痛みを感じませんでした。無痛分娩の麻酔投与も、背中にチクッとした痛みを感じるくらいでほとんど痛みを感じませんでした。

無痛分娩を入れてからは、ベッドを離れてはいけなくて、飲食もだめでした。ただ、飲み物については、透明ならよいとのことで、ウィダーinゼリーは飲むことができました。陣痛が来てからはご飯を食べる余裕などなく、かなりお腹が空いていたので、ウィダーinゼリーを持ってきていて本当に良かったです。また、カロリーメイトは夫の小腹満たしに活躍していました。この部屋でも病院食を頼むことができて、夫はパンケーキ、サーモン、ヌードルを頼んでいましたが↓、どれも微妙だったようですw 病院食は頼める時間も限られているので、カップ麺やおにぎりなど、自分の食べたいものを持参しても良いかもしれません。


ちなみに看護師は交代制なので、人が変わるたびにバースプランを渡して読んでもらいました。

7:00 am    私だけコロナの検査を行いました。結果は知らされることなく、後々聞いたら陰性だったみたいです笑 病室では看護師は全員マスクをつけていて、私も一応マスクをつけていましたが、外していても特につけなさいと言われることはなく、その時の気分でつけたり外したりしていました。

また段々と無痛分娩の麻酔が効いてきて、下半身は麻痺していて、時々看護師が尿を取りに来てくれました。

10:00 am    尿もれしたように思い、看護師を呼んで見てもらったら破水していました。といっても何か特別な処置を施すことはなく、順調に分娩が進んでいるとのことでした。ただ、破水しているので、ここから看護師による子宮口のチェックは最小限にするとのことでした。このあたりから、痛みが少し戻ってきたので、手元のボタンを押してはじめて麻酔を追加しました。

10:40 am    痛みがまだ残っているので、2回目の麻酔の追加をしました。

促進剤投与 〜 出産!

1:30 pm    看護師が子宮口を確認したところ、子宮頸管は90%ほど薄くなっているとのことでしたが、子宮口がまだ4 cmしか開いていないので、促進剤のピトシンを投与したいと言われました。正直、促進剤の使用はあまり気が進まなかったのですが、最大20 mU/minまで入れられるところ、まずは2 mU/minから始めるとのことだったので、破水してますし、使うことにしました。

ちなみに、促進剤にセルバドールというものもありますが、こちらは子宮頸管がまだ厚く、子宮口が1-3 cmしか開いていない場合に使うそうです。

2:15 pm    ピトシンの量を2 mU/minから4 mU/minに上げました。

3:30 pm    また陣痛の痛みを少し感じるようになってきていたので、3回目の麻酔の追加をしました。

4:20 pm    下半身に何かが出てきそうな違和感を感じ、看護師を呼んだところ、子宮口がもう10 cm開いてるので産みましょうと!モニターを見ながら、陣痛が来たタイミングで何度かいきみの練習をして、途中から当日担当の産婦人科医もかけつけ、いきみました。麻酔が効いていますが、力むことはできました。ただ、足に力がうまく入らないので、両足は2人の看護師に足を持ち上げてもらいました。

4:40 pm    みつ君、誕生!!

ピトシンを入れてから子宮口が全開大するまでかなりスムーズで、看護師もびっくりしてました。

アメリカでは男の子の場合、かなり多くの人が割礼するようなのですが、産婦人科医(日本人)に相談したところ、ほとんどの場合、自然に剥けるので割礼しなくてもいいと思うとのことだったので、やりませんでした。

ちなみに、夫は同じ部屋にいましたが、いきみはじめてからは少し離れたところにいてもらいました。(コロナ禍なので、部屋から出ることはできませんでした。)アメリカでは、旦那さんが奥さんの片足を支え、生まれる瞬間の様子を下から(!)動画におさめる人もいるようで、私の夫が離れたところにいるのを看護師や産婦人科医は不思議そうにしていましたが、血だらけになりますし、個人的にはあまり見てほしくなかったので、私からお願いしました。でも同じ部屋にいたことで、出産の感動は分かち合えましたし、この距離感が個人的には一番良かったのではないかと思っています。

産後すぐ 〜 入院開始

みつ君が産まれてから、すぐにカンガルーケア(赤ちゃんを胸元に抱くこと)するかと聞かれましたが、そこは冷静に赤ちゃんについた血を拭き取ってから、とお願いしました。アメリカではskin-to-skin(母子の肌を密着させること)と母乳育児が推奨されていて、私が出産した病院でも、血を拭いてもらってからしばらくskin-to-skinでカンガルーケアをして、早速授乳もしてみました。

夫と息子の誕生を喜んでいる間、当日担当の産婦人科医が胎盤の排出や裂傷したおしもの縫合をしてくれていましたが、息子に気がいっていてほとんど見てませんでした。産婦人科医から後でうけた説明によると、おしもは、尿道付近が2箇所、肛門付近が1箇所裂傷していて、軽症とのことでした。とはいえ、産後2-3週間頃までは歩くたびに痛みました….。今思えば、いきみの時にもう少し力まずリラックスしていたら裂傷も防げたのかな?とも思います。ちなみに、産婦人科医によると、無痛分娩の場合は、ゆっくり時間をかけて会陰が伸びていくため、会陰切開になるケースは少ないとのことでした。なので、私は妊娠中は会陰マッサージは一度も行いませんでしたが、切開にならずに済みました。

バースプランに記載した通り、胎盤は見せてもらい、へその緒も5 cm取っておいてもらいました。アメリカでは、へその緒に含まれる血液をドネーションもしくは、将来息子が病気になった時用に保管することができるのですが、ドネーションは書類の量が結構多かったのと、息子用の保管は月々保管料がかかるので断念しました。

落ち着いてから、赤ちゃんの体重を測って、ビタミンKの注射をうち、目に抗生物質を塗って、入院の部屋↓に移動しました。

最初、本陣痛が来てからの進みが早くて慌てましたが、鎮痛剤、麻酔を投与してからは痛みもなく、リラックスした状態で出産に望めましたし、出産後、いいお産だったと心から思えました。

私が出産した病院では、有料ですがオンラインクラスを提供していて、流石アメリカ、陣痛から出産までのリアルな様子を動画で見ることができます(生まれる瞬間もモザイクなしで全部!笑)。このクラスを受講していたことで、出産のイメージを持てていたことも、落ち着いて出産に臨めた大きな要因の1つだと思います。また、助産師HISAKOさんのYouTubeも、とっても参考になりました。同じお産は1つとしてないかと思いますが、どんなことが起こり得るのか、知っておくのとそうでないのとでは、安心感が違うと思います。

産後の様子はまた次の記事に詳しく書きたいと思います。

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